共通言語

2011-10-24

1ヶ月以上ぶりの再会。
なのに、毎日のメール交換で距離も時間も感じない。
毎日会って話すように交し合っているから。
 

駅の改札で待ち合わせをして、すぐにタクシーに乗る。
「歩ける距離じゃなかったかしら?」
「歩けないことはないけれど、あなたの歩調だと時間掛かるよ」
 

仕事では、スタスタ走るように歩く私ですけれど、
デートの時は、ゆっくりになる。
 

着いたところは、いつもと別のシティホテル。
アーリーで午前11時からチェックインできる。
一端上着も荷物も置いて、ホテルのレストランでランチでもしようという計画。
ココもgohのお気に入りとのこと。
ドンだけ行ってたんじゃという突込みは置いておいて、
部屋に入ると、gohがカーテンを開放する。
すぐ目の前にそびえる赤いタワー。
 

「寂れてはきているけど、まだまだなかなかのものでしょ」
「ええ。かぶりつきね」
後ろから抱きしめられて、kiss。
非日常の世界へ入り込む。
 

とはいえ、平日の日中。
早々にgohはPCを開き「ちょっと待ってね」とお仕事。
私は、ソファーに腰を下ろし、スマホで会社からのメールチェックをして指示出し。
 

「あっそうそう。コレコレ」
gohが封筒に入った手帳をくれた。
それは、gohが私淑している日本の思想家の言葉が載っている手帳なのだけれど、
毎年買っているから、私にもどう?と奨めてくれたもの。
私はスケジュール管理はクラウドなのだけれど、
こうした一日一訓は大好き。
その思想家の本も読んでいたので、「欲しい」と一緒に買ってもらった。
 

仕事をしているgohの後ろで、1ページ、1ページ開き、
至言のセンテンスを小さくつぶやきながら、gohを待つ。
 

「どう?気に入ってくれた?」
「もちろんよ」
「こんなものを女性に贈るほうも贈るほうだけど、
受け取って喜ぶのもあなたぐらいですよ」
「あら、そう?私は好きよ。ありがとう」
「だから、あなたは良いのです」と軽くkiss。
 

私も以前にgohへ、私の好きな一日一訓の日めくりを贈っていて、
彼も毎日めくってくれていると言う。
安岡正篤、森信三、下村澄、中村天風、芳村思風・・・・
お互いが私淑している碩学に、多少の違いはあるけれど、
共通言語があるのは楽しい。
gohも「お互いに感性というか惹かれるものが
似通っていたことも有り難いこと」と言う。
だから、毎日のメールも飽きずに、面倒にならず楽しめるのだと思うの。
 

もちろん、それが無くても恋愛はできるけれど、
私の中では、そういう語り合いも愛の語り合いと同等に大切だと思っているので、
その点でも、gohは私を満たしてくれる。
 

 

******
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もちろん、コ難しいさかしい話ばかりではないですよ。
バカ話も、沢山しております。はい。

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